TシャツとクラスTシャツの歴史

クラスTシャツといえば学校行事で同じ目的をもつ仲間やチームできるおそろいのTシャツのことですが、現在では学校だけでなく企業や人生のイベントにも使用されています。一体感を高める、モチベーションアップに役立つといった用途以外に記念品として贈り物にも利用されます。クラスTシャツというと学校行事を連想させますが、実際には同じデザインをプリントしたおそろいのTシャツを指します。Tシャツの起源は1900年代初頭にまで遡り、ヨーロッパで軍人のアンダーウェアとして用いられたことに始まります。

その後アメリカでトップスになり、第二次世界大戦後、大学で貸し出し用の体操服の返却をスムーズにするために数字を入れるようになったのがプリントTシャツの始まりです。アメリカ国内で普及するようになったのは映画とバンド文化の影響です。若者達の間で広がりやがて幅広い年代に受入れられるようになりましたが、日本で普及するようになったのはアメリカよりも遅く、輸入ファッションとして流行したことがきっかけです。次にスポーツウェア、やがて1990年代になるとプライベートだけでなくビジネスシーンでも用いられるようになったのです。

このようにして日本でも幅広い年齢層に、そして様々なシチュエーションで用いられるようになったTシャツですが、現在はプリント技術の進歩により文言やロゴが多彩で少量でも作成できるようになりました。そして現在ではTクラスTシャツとしていろいろな場面で活用されるようになっています。